栃木県青年神職むすび会
栃木県青年神職むすび会 第25代会長 上野敬則

謹んで聖寿の万歳と皇室の弥栄をお慶び申し上げますとともに、神宮におかれましても諸祭恙無く斎行されておりますこと、慶賀に存じ上げます。

昨年は新型コロナウイルス感染症により世の中が一変し、日常が様変わりした大変な年となりました。当会に於いても定例総会を書面決議で行うなど、多くの事業や研修会が中止となり、会員の研鑽や親睦の機会が失われ、歯痒い日々を過ごしておりました。このような情勢の中、去る令和2年11月26日の臨時総会にて、田邉雅祥会長より襷を受け、第25代会長に就任することとなりました。もとより浅学非才なうえ、今般の難局に直面し不安を抱くばかりではございますが、執行部の役員や会員全ての知恵と力を結集し、重責を全うすべく努力してまいる所存ですので、会員をはじめ、諸先輩の皆様、神青協の同志の皆様のご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。

さて、当会は日本が経済大国へと変貌を遂げた、高度経済成長期の昭和37年に発会して以来、歴代の先輩方の弛まぬ活動の積み重ねにより、令和4年に創立60周年の佳節を迎えます。60年とは人間では還暦にあたり、十干十二支が一巡することから人生の始まりに還ると云われております。そこで、我々は今一度発会の精神を学び、戦後の混乱に耐えむすび会を生み出し育てた、先輩方の情熱と経験を後世に繋げてゆくとともに、現在の困難を乗り越える糧にしたいと思います。

また、本年は東日本大震災より10年を迎えます。当会では第20代田中会長・第21代滝口会長期に幾度も被災地を訪れ、復興支援活動や視察研修を行ってまいりましたが、現在ではその活動を経験した会員も半数程度となり、その教訓も記憶と共に風化しつつあります。けれども、東日本大震災以降も全国各地で地震や豪雨災害など、毎年のように自然の驚異により多くの命が失われております。東日本大震災より十年を迎えるにあたり、今こそ震災の教訓を思い返し、会員に伝えるだけでなく日頃の備えや緊急時の連絡手段の確保など、会として想定し得る対策を検討してまいります。

さらには、コロナ禍により新しい生活様式が浸透してゆく中で、会のあり方や運営方法も新たに変えてゆく必要があると思います。全て中止にするのではなく、ウイズコロナの時代にウェブでの会議や研修を積極的に取り入れ、会員それぞれが新しい技術を学ぶ機会を作り、会の運営や奉仕神社に活かせるよう、共に学び考える2年間にしたいと思います。

60周年を迎える当会が今後益々飛躍できますよう、諸先輩の皆様には、今後とも温かいご指導ご鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。